カテゴリ
全体乗り鉄の経済学/北海道 乗り鉄の経済学/東北 乗り鉄の経済学/関東 乗り鉄の経済学/甲信越 乗り鉄の経済学/東海 乗り鉄の経済学/北陸 乗り鉄の経済学/近畿 乗り鉄の経済学/中国 乗り鉄の経済学/四国 乗り鉄の経済学/九州 乗り鉄の経済学/海外 総決算 回想列車 願い(東日本大震災) 雑談 新婚旅行 新婚旅行(実況) 胎教 育児日記 ベビ鉄(赤ちゃん連れの鉄道旅) ママひとり鉄 絵本鉄 プラ鉄 最新の記事
以前の記事
2016年 03月2015年 01月 2014年 01月 2013年 06月 2013年 05月 2013年 04月 2013年 03月 2013年 02月 2013年 01月 2012年 12月 2012年 11月 2012年 10月 2012年 09月 2012年 08月 2012年 07月 2012年 06月 2012年 05月 2012年 04月 2012年 03月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 08月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2007年 12月 2007年 10月 2006年 12月 2006年 09月 2006年 04月 その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
2010.9.15(2)ベルゲン名物・びしょぬれケーブルカー飯田線よりも長い、約7時間の列車の旅を終えて なんとなく足元がグラグラ揺れるような、軽いめまいを覚えつつ ベルゲン駅に降り立ちました。 振り子列車だから、こんなに目が回るのか 振り子列車だから、この程度で済んでいるのか… とりあえず、長距離列車が定刻どおりに到着したので、万々歳です。 ノルウェー第2の都市・ベルゲン。 世界遺産、港、美術館、水族館、作曲家グリーグゆかりの史跡などなど 観光スポットてんこもりで、旅行者をひきつけてやまない街。 ベルゲン駅の構内もすでにいろんな国の人がいます。 いろんな国のピロピロした言葉が聞こえます。 ▲ようこそベルゲン駅へ どっしり重厚な石造りにトンガリ屋根、北欧色満開です ▲駅舎のみならず、駅前の歩道はほとんど石畳でできているので スーツケースをひきずるのに多少苦労しました ただいまの時刻、15:15。 ベルゲンもオスロと同じタイムゾーンですが 直線距離で200kmほど西側なので、10分くらい日没が遅いはず。 昨日はオスロで20時過ぎまで路面電車で遊びましたから まだまだ時間はたっぷりあります。 ベルゲンには観光スポットがいくつもあります。 しかし約7時間の列車移動のあとでは、さすがにクタクタだろうと思い ベルゲンの現地観光は1つに絞って計画しました。 ■ ■ フロイエン山ケーブルカー♪(Fløibanen Funicular) ■ www.floibanen.com ■ 旅程を練っていた出発前、ある日の我が家の会話です: 「ベルゲンの街を一望できる、フロイエン山の展望台に行こうよ! 展望台の景色はすごいんだって!絶対見たほうがいいって! 山に登るのは大変だから、ケーブルカーもあるらしいよ! 駅がここで、ホテルがここで、ケーブルカー乗り場がここだから 歩いて行く途中で世界遺産も見られるはずだし!」 「あ、そう… でも美術館とかグリーグの記念館とかもさぁ…」 「何? 美術館なんて行く趣味あんの? 最近いつ行った?」 「いや、行かないけど、せっかく有名なとこに行くんだし…」 「日本で行かない場所に、海外でわざわざ行ってもつまんないでしょ?」 「まぁ、そうだけど… 話のタネにもなるじゃん…」 「何? 話のタネのために新婚旅行いくの? どういうつもり?」 「ぃゃぃゃ… わかったよ、展望台ね」 「展望台はいいの、とにかくケーブルカーなの!!!」 「はぁ…」 「もし余力があったら、ケーブルカーのあとに美術館に行ってもいいよ」 「はぁ…」 歴史ある数々の観光地をぶった斬り、世界遺産さえオマケ扱いで メインが展望台から移動手段へいつのまにか主客転倒しつつ むちゃくちゃな論理で旦那を説得したのでした。 いざ、計画実行の時。 ところが、ベルゲン駅の横に、気になるものがあります。 バス停のようですが、道路に2本のレールが埋まっています。 架線もかかっています。極めて電車的な状況です。 屋根には "bybanen" というロゴマークがついています。 ノルウェー語ばかりで書かれた案内ボードのなかに "BERGEN LIGHT RAIL" という単語を発見。 ライトレール? まさか?? 唯一の情報源である『地球の歩き方』北欧版にも ベルゲンにライトレールが走っているなんて そんな情報は載っていません。 なんなんだろう、これ… バス停らしきものの周辺をうろうろしていると ついに、ヤツが現れました! むきゃぁぁぁぁぁぁぁあああああああああああああああ♪♪♪ 間違いなくライトレールです。 ど真ん中のライトレールです。 あまりにもライトレールです。 前略ダイヤモンド社さま、 こんな貴重な情報を『地球の歩き方』に未掲載とは… かしこ。 あまりにも衝撃が大きすぎて ベルゲン駅前でスーツケースを旦那に預けたまま このニクいあんちくしょうを追いかけました。 ▲ベルゲン美術館の庭園に面した通りを駆け抜けるbybanenくん 北欧風の街並に、ピカピカの車両がとても鮮やかです ▲富山ライトレールの「とれねこ」よりも精悍な顔つき ベルゲン駅前(Jernbanen)の1つ隣、終着駅(Byparken)にて ▲路面電車なのに立派な車止め アートの域に達してます ▲2008年1月7日開業…かと思ったら「着工」でした "Foundation rail laid to mark the start of construction" とあります とにかくできたてほやほやの路線、婚期が遅れてちょうどよかった 予想外のハプニングに大はしゃぎしてしまいましたが このままライトレールとアバンチュールを決めこむ訳にはいきません。 旦那がスーツケースを2人分ひきずって、今にも死にそうです。 そういえば先刻のベルゲン急行で、カフェカーの菓子パンに飽きて 昼ごはんもまだ食べていなかったのでした。 アバンチュールはひとまずグッとこらえて 現実的なことを、いろいろ片づけていきました。 ホテルにチェックイン、身軽になって、昼ごはんを食べます。 ▲意外と中華料理のお店が多いベルゲン 華僑パワーは絶大です ▲チャーハン激うま… ひさびさに米をいただきました 食後のお楽しみは、ケーブルカー♪ 世界遺産を横目で見つつ、まっすぐ目的地へ向かいました。 ▲フロイエン鉄道(Fløibanen)のまぶしすぎる駅舎 ▲駅舎だけでキャーキャー騒ぐ嫁に、うんざり気味の旦那(右端) ▲北欧では珍しく改札があります しかも自動改札機! わずか8分で山頂に着くので車内検札はちょっと無理ですよね ▲クラシカルな駅舎外観ですが、設備面ではずいぶんハイテクです 待合室とホームの間はガラスの自動扉で仕切られています ▲フロイエンレッド参上! 2002年頃に登場した第4世代だそうで 薄暗い洞窟ふうの待合室でケーブルカーを待っている間に いつのまにか、お天気が崩れてしまったようです。 ベルゲンは大西洋に面した港町ですが、海の湿った空気のせいか しょっちゅう雨が降るそうです。 地球の歩き方いわく「1年のうち3分の2近くは雨」だとか。 ケーブルカーで地上に出ると、見事に大雨が降っていました。 ▲上り途中の車窓風景 向こうは晴れてるのに、猛烈な天気雨 ▲頂上駅からの車窓風景 私の頭上だけが厚い雲に覆われてます 傘を持っていなかったので、カメラをバッグに入れて守りながら 猛烈な雨の中、展望台に立ってみました。 HPに載っているのと同じ、美しい港湾都市の風景。 遠く向こうの空は晴れて海がキラキラ光っていました。 しかしながら展望台の上は、ドリフのコントのような大雨。 山頂のスーベニアショップで時間調整しても なかなか天気雨は上がりません。 もし、ベルゲンにライトレールが無かったならば 雨が上がるまで根気よく待ったと思います。 でも、知ってしまった以上、もう知らないフリはできません。 もう18:00、ライトレールに乗らなきゃ。。。 展望台からの風景を写真に撮りたくて、心残りでしたが 一向に雨が止む気配はなく、あきらめて下山することにしました。 ▲水もしたたるフロイエンブルー号 最前列に座っていたご家族がにこやかにポーズ決めてくれました イッツジャパニーズノリテツデース☆ ▲びしょぬれだって今日も走るぞケーブルカー、頑張れ頑張れ♪ これから山を登るフロイエンレッドとすれ違います そんなわけで… かねてからの計画どおりに乗ったケーブルカーは 見事に雨に降られてずぶずぶでした。 私の雨女ダークパワーがここまで凄まじいとは。 古代なら巫女になれたでしょう。 にわかにドタバタしてきたベルゲン市内観光、 後半戦へつづく。 にほんブログ村 ▲こちらに参加しています。ぽちっと押していただけると、うれしいです。
by jtyk
| 2010-09-15 00:01
| 新婚旅行
|